四柱推命の相性|日干100通りの相性表と、干合・冲という強い暗示
相性は、好きか嫌いかで決まっていません。互いの五行が補い合っているか、同じものを奪い合っているか。ここを見ると、なぜあの人とだけ疲れるのかが分かります。
最終更新: 2026年9月26日 | 監修: 命式鑑定士 TAO
相性は、命式のどこを見るのか
最初に、いちばん多い勘違いを外しておきます。相性は、生まれ年の十二支では見ません。
「寅年と申年は合わない」といった話が広く知られていますが、生まれ年の干支はその年に生まれた全員に共通するものです。同じ年に生まれた百万人が、全員あなたと同じ相性になるはずがありません。年の干支が表しているのは世代であって、個人ではないからです。
四柱推命で相性を見るときは、まず生まれた日の十干——日干から入ります。
日柱は、その人自身を表す柱です。甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の十種類。ここが二人でどう噛み合うかが、相性の骨格になります。
そのうえで、精度を上げたいときに次の三つを重ねます。
| 見る場所 | 何が分かるか |
|---|---|
| 日干どうし | 相性の骨格。補い合うのか、奪い合うのか。まずここ |
| 日支どうし | 生活を共にしたときの噛み合い。支合・三合なら穏やか、冲なら揺れます |
| 五行の過不足 | 自分に足りない五行を相手が持っているか。ここが合うと一緒にいて楽になります |
| 大運の時期 | 同じ二人でも、互いの運の季節がずれていると噛み合いません。時期の問題を相性の問題と取り違える人が多い場所です |
五行の関係で決まる五つの型
十干はそれぞれ木・火・土・金・水のどれかに属します。二人の関係は、その五行どうしがどう作用するかで五つに分かれます。ここを押さえると、100通りを丸暗記しなくても相性が読めるようになります。
| 型 | 関係 | 一緒にいるとどうなるか |
|---|---|---|
| 相手が自分を生む | 水→木、木→火など | いちばん楽な関係。支えられる、育てられる。何もしていないのに元気になる相手。ただし甘えが長引くと自立が遅れます |
| 自分が相手を生む | 木→火、火→土など | 与える側に回ります。相手は伸びる。自分は消耗する。見返りを求めないなら最も感謝される関係 |
| 自分が相手を剋す | 木→土、土→水など | 主導権を持ちます。相手を動かせる。仕事では機能しますが、恋愛では相手が窮屈になります |
| 相手が自分を剋す | 金→木、木→土など | 緊張が走る関係。苦手意識が出やすい一方、この相手といるときだけ本気が出るという人も多い。成長は最も速い |
| 同じ五行 | 木と木、火と火など | 理解が早い。話が通じる。ただし同じものを欲しがるので、限られた場面で必ず取り合いになります |
「良い相性」は、生む・生まれるの関係だけではありません。
剋す関係を悪いものとして書いた解説をよく見かけますが、実際に人を伸ばすのは、この緊張のある関係のほうです。楽な相手とだけいると、人は動きません。長く続くかどうかと、伸びるかどうかは別の話です。
日干100通りの相性一覧
自分の日干と、相手の日干が交わるところを見てください。十種類×十種類で百通りあります。
木の人(甲・乙)から見た相手
| 相手 | 甲(大樹)から見ると | 乙(草花)から見ると |
|---|---|---|
| 甲 | 並び立つ。競い合うが理解も早い。日陰を作り合わないよう距離が要る | 大樹に支えられる。つるが木に巻きつく形。頼れる相手 |
| 乙 | 守ってやりたくなる相手。甲が幹、乙が花。役割がはっきりする | 似た者どうし。居心地は良いが、二人とも決められない |
| 丙 | 自分の力を世に出してくれる太陽。甲にとって最も伸びる相手 | 花が日を浴びる。最良の組み合わせのひとつ |
| 丁 | じっくり照らされる。急かされない関係 | 細やかに気づいてもらえる。繊細どうしで通じ合う |
| 戊 | 山に根を張る。土台をくれる相手。安定する | 乙が戊を締めつける形。乙が主導権を持ちます |
| 己 | 甲己の干合。畑に根を下ろす。落ち着いた、家庭的な結びつきになりやすい | 相性が良い。己が乙を育て、乙が己を彩る |
| 庚 | 斧と大木。最も緊張する相手。互いを最も成長させる関係でもある | 乙庚の干合。最も有名な強い暗示。離れられなくなる |
| 辛 | 小刀で削られる。細かい指摘が続く。気にしすぎないことが要る | 同じ美意識を持つ。趣味が合う一方、批評し合う |
| 壬 | 大河に育てられる。大きな流れに乗せてもらえる | 水が多すぎると根が腐る。優しくされすぎると乙が甘える |
| 癸 | 雨に潤う。静かに支えられる。長く続く関係 | 最も穏やか。互いに気を使わない |
火の人(丙・丁)から見た相手
| 相手 | 丙(太陽)から見ると | 丁(灯火)から見ると |
|---|---|---|
| 甲 | 燃やす薪をくれる。丙が最も力を出せる相手 | 大きな薪。丁には少し重いが、長く燃え続けられる |
| 乙 | 照らす対象。丙が輝ける。相手も喜ぶ | 細い薪。ちょうどよく燃える。最も自然な組み合わせ |
| 丙 | 太陽が二つ。眩しすぎる。どちらかが陰に回る必要がある | 太陽の前でろうそくは見えない。丁が引け目を感じやすい |
| 丁 | 丙が丁を目立たなくさせる。丙が一歩引くと成立する | 灯を並べる。静かに理解し合える |
| 戊 | 太陽が山を照らす。丙の熱が形になる。良い組み合わせ | 灯が山を照らしきれない。丁が疲れます |
| 己 | 畑を温める。作物が育つ。実りのある関係 | 畑を静かに温める。相性が良い |
| 庚 | 鋼を溶かす。丙が庚を作り変える。強い作用がある | 鋼を鍛える火。時間をかけて相手を鍛え上げる名コンビ |
| 辛 | 丙辛の干合。引き合うが、宝石が熱で傷むこともある | 宝石を照らす。辛の価値を丁が引き出す |
| 壬 | 太陽が湖に映る。互いを引き立てる美しい関係 | 丁壬の干合。引き合う。情が深く、周りには分かりにくい結びつきになる |
| 癸 | 雨雲が日を隠す。丙が気を使う関係 | 雨が灯を消す。丁にとって最も気を張る相手。距離が要る |
土の人(戊・己)から見た相手
| 相手 | 戊(山)から見ると | 己(畑)から見ると |
|---|---|---|
| 甲 | 山に木が生える。景色が完成する。良い関係 | 甲己の干合。畑に大木。手に余ることもあるが、離れにくい相手 |
| 乙 | 草が山を覆う。戊は気にしない。穏やか | 畑に花。最も自然で美しい組み合わせ |
| 丙 | 山を照らす太陽。戊が生き生きする | 畑を温める日。作物が育つ。相性が良い |
| 丁 | 灯では山全体を照らせない。丁が空回りする | 静かに温めてくれる。長く続く |
| 戊 | 山が二つ。どちらも動かない。安定するが発展しない | 畑と山。頼れるが、己が遠慮しがち |
| 己 | 山の麓の畑。戊が守り、己が育てる。良い役割分担 | 畑が二枚。穏やかだが刺激がない |
| 庚 | 山から鉱石が採れる。戊が庚を世に出す。誇らしい関係 | 畑から金属。己の力が削られる感覚がある |
| 辛 | 山に眠る宝石。戊が辛を守る。大切にされる関係 | 畑の小石。己が辛を磨き上げる |
| 壬 | 山が水をせき止める。戊が主導権を持つ。壬は窮屈 | 畑に大水。己が流される。注意が要る組み合わせ |
| 癸 | 戊癸の干合。引き合う。年の差のある関係になりやすい | 畑に雨。ちょうどよく潤う。相性が良い |
金の人(庚・辛)から見た相手
| 相手 | 庚(刀)から見ると | 辛(宝石)から見ると |
|---|---|---|
| 甲 | 切り倒す対象。最も衝突するが、最も成長し合う | 大木を削る。辛には骨が折れる相手 |
| 乙 | 乙庚の干合。最も知られた強い暗示。出会うと離れられない | 花を摘む。優しく接せられるかが分かれ目 |
| 丙 | 溶かされる。怖い相手だが、この火で形が変わる | 丙辛の干合。引き合う。眩しさに惹かれる |
| 丁 | 鍛えてくれる火。庚が刀になる。最良の相手のひとつ | 照らされて輝く。辛の魅力が最も出る |
| 戊 | 自分を生んだ山。恩人のような存在。尊敬できる | 守ってくれる山。安心して任せられる |
| 己 | 畑が金を生む。穏やかに支えられる | 丁寧に磨いてくれる。辛が最も大切にされる関係 |
| 庚 | 刀と刀。火花が散る。仕事では最高、恋愛では衝突 | 硬さがぶつかる。互いに譲らない |
| 辛 | 質の違う金属。庚は辛を軽く見て、辛は庚を雑と思う | 宝石が二つ。美意識は合うが、比べ合う |
| 壬 | 水が刀を洗う。角が取れる。庚を柔らかくしてくれる | 宝石を洗い流す水。辛が最も輝く組み合わせ |
| 癸 | 雨が刀を静かに洗う。癒される数少ない相手 | しっとり潤う。穏やかで長い関係 |
水の人(壬・癸)から見た相手
| 相手 | 壬(大河)から見ると | 癸(雨)から見ると |
|---|---|---|
| 甲 | 木を育てる。壬が与える側。相手が伸びる | 静かに潤す。感謝される関係 |
| 乙 | 水が多すぎると花が傷む。加減が要る | ちょうどよく潤う。最も自然な組み合わせ |
| 丙 | 湖に映る太陽。互いを引き立てる。見栄えのする二人 | 雨雲が日を遮る。癸が遠慮する関係 |
| 丁 | 丁壬の干合。引き合う。情の深い関係になりやすい | 火を消してしまう。距離を置くほうが続く |
| 戊 | 堤にせき止められる。窮屈だが、形を与えてもらえる | 戊癸の干合。引き合う。年齢や立場の差がある関係になりやすい |
| 己 | 畑に流れ込む。相手を押し流さない加減が要る | 畑が雨を吸う。相手は潤うが、癸のほうが与える側に回り続けます |
| 庚 | 金が水を生む。壬が力をもらえる。頼れる相手 | 刀を洗う。癸が庚を癒す。感謝される |
| 辛 | 宝石を洗い、輝かせる。相手に喜ばれる | 静かに磨く。互いに繊細で通じ合う |
| 壬 | 大河が二つ。勢いはあるが、氾濫しやすい | 大水に飲まれる。癸が自分を見失いやすい |
| 癸 | 雨を受け止める。壬が包む形。穏やか | 雨どうし。静かで、互いに気を使わない |
干合 ── 最も強い暗示
十干の中には、決まった五組だけ互いに強く引き合う組み合わせがあります。これを干合(かんごう)といいます。相性を見るとき、ここだけは別格に扱います。
| 干合 | どういう関係になるか |
|---|---|
| 甲 × 己 | 大樹と畑。包み込む関係。落ち着いた、家庭的な結びつきになりやすい |
| 乙 × 庚 | 草花と刀。最も知られた干合。痛みを伴いながら互いを完成させる。出会うと離れにくい |
| 丙 × 辛 | 太陽と宝石。華やかで人目を引く。惹かれ合うが、丙の熱が辛を傷めることもある |
| 丁 × 壬 | 灯火と大河。情が深く、静かに濃い関係になる。周りには分かりにくい結びつき |
| 戊 × 癸 | 山と雨。年齢や立場の差がある組み合わせになりやすい。長く続く |
干合には、もうひとつの顔があります。
引き合うと同時に、二人でいるときだけ本来の性質が変わるという作用です。一人のときはきっちりしている人が、その相手の前でだけ緩む。周りが「あの人、あんな顔するんだ」と驚く。良い悪いではなく、その相手といるときは別の自分になっていると知っておくと、判断を誤りません。
生まれた日の十二支で見る相性
日干で骨格を見たら、日支——生まれた日の十二支——を重ねます。こちらは日常を共にしたときの噛み合いを表します。
| 関係 | 組み合わせ | どうなるか |
|---|---|---|
| 支合(しごう) | 子丑・寅亥・卯戌・辰酉・巳申・午未 | 自然と噛み合う。一緒に暮らしても摩擦が少ない。長続きする組み合わせ |
| 三合(さんごう) | 申子辰・亥卯未・寅午戌・巳酉丑 | 三つ揃うと強く結束する。二つでも引き合う。仕事の組み合わせで力を発揮します |
| 冲(ちゅう) | 子午・丑未・寅申・卯酉・辰戌・巳亥 | 正面からぶつかる。動きが大きくなる。刺激は強いが、疲れも大きい |
冲=相性が悪い、ではありません。
冲は「動かす」作用です。停滞していた人が、冲の相手と出会って人生が変わることは珍しくありません。穏やかさを求めるなら向きませんが、変化を求めているなら、これ以上ない相手です。問題は、変化を求めていない時期に冲の相手と近づきすぎることです。
相性が悪いと言われたときにどうするか
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。
四柱推命でいう相性の悪さは、「続かない」という意味ではありません。「近づきすぎると消耗する」という意味です。この二つは、まったく別のことです。
| やること | なぜ効くか |
|---|---|
| 距離を決める | 剋す関係は、毎日顔を合わせると削れますが、週に一度なら刺激になります。会う頻度を変えるだけで関係の質が変わります |
| 役割を分ける | 同じ五行どうしが取り合うのは、同じ役をやろうとしたときだけです。担当を分けた瞬間、最強の相棒になります |
| 間に一人入れる | 剋す関係の間に、両方を生む五行の人が入ると流れが通ります。職場の人間関係で最も実用的な手です |
| 時期を確かめる | 相性ではなく、互いの運の季節がずれているだけという場合があります。片方が蓄える時期、片方が動く時期。これは数年で解消します |
相性の相談で最も多い取り違えが、この最後のものです。
去年までうまくいっていたのに、今年に入って噛み合わなくなった——相性は生まれた時点で決まっているので、去年と今年で変わりません。変わったのは、二人が今いる運の季節のほうです。ここを相性の問題だと思い込んで別れを選ぶ人が、かなりの割合でいます。
恋愛・仕事・親子で、見る場所が変わる
| 関係 | 重く見る場所 |
|---|---|
| 恋愛・結婚 | 日干どうしと、日支の支合・冲。生活を共にする前提なので、日支の噛み合いが効いてきます。干合があれば強く引き合います |
| 仕事 | 五行の補い合い。自分に足りないものを持っている相手と組むと成果が出ます。剋す関係は仕事では機能します。緊張感が質を上げるからです |
| 親子 | 生む・生まれるの関係。親が子を生む五行なら育てやすく、逆なら子が親を支える形になります。剋す関係の親子は、子が早く自立します |
| 友人 | 同じ五行が最も長続きします。取り合う場面がないぶん、理解の早さだけが残るからです |
まず、自分の日干を出してください
相性を見るには、二人の生まれた日の十干が要ります。生年月日を入れると、年柱・月柱・日柱・時柱がその場で並びます。節入りは固定表ではなく、その年の実際の日で計算しています。
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よくある質問
相性は、生まれ年の干支で見るのではないのですか?
違います。生まれた日の十干で見ます。年の干支は、その年に生まれた全員に共通するものなので、個人の相性を表しません。同じ年に生まれた人が全員あなたと同じ相性になることはありえません。四柱推命で相性を見るときは、必ず日柱から入ります。
干合があると、必ずうまくいきますか?
うまくいくというより、離れにくくなります。干合は最も強い引力ですが、幸せを保証するものではありません。もうひとつ、二人でいるときだけ本来の性質が変わるという作用があります。その相手の前での自分が、普段の自分とは違っていることを知っておくと、大きな判断を誤りません。
相性が悪いと言われました。別れたほうがいいですか?
その必要はありません。四柱推命でいう相性の悪さは「近づきすぎると消耗する」という意味で、「続かない」という意味ではないからです。会う頻度を変える、役割を分ける、間に人を入れる。これだけで同じ組み合わせが長く続きます。むしろ剋す関係のほうが、人を伸ばします。
去年までうまくいっていたのに、今年から噛み合いません。
相性は生まれた時点で決まっているので、去年と今年で変わっていません。変わったのは、二人がいる運の季節のほうです。片方が動く年で、片方が蓄える年だと、同じ会話でも噛み合わなくなります。数年で解消するものを相性の問題だと思い込むと、判断を誤ります。まず互いの大運と年運を確かめてください。
冲がある相手とは、付き合わないほうがいいですか?
変化を求めているなら、これ以上ない相手です。冲は「動かす」作用なので、停滞していた人が冲の相手と出会って人生が変わることは珍しくありません。向かないのは、今が落ち着きたい時期の場合です。相手が問題なのではなく、自分が今どちらを求めているかで決まります。
生まれた時間がわからなくても相性は見られますか?
見られます。相性の骨格は日干どうしで決まり、日柱は生年月日だけで出るからです。時刻が必要になるのは時柱で、こちらは晩年と子どもとの縁を映します。相性そのものを読むぶんには、生年月日だけで足ります。