四柱推命でわかる子供の縁──数・子供運・授かる時期を時柱から読む
子供のことは、命式のいちばん最後の柱に出ます。生まれた時刻の柱です。ここを読めるようになると、「縁が薄い」と言われて不安になっていた人の見え方が、たいてい変わります。
最終更新: 2026年9月26日 | 監修: 命式鑑定士 TAO
まず、あなたの時柱を出してください
子供のことは、生まれた年の干支ではなく「生まれた時刻の柱」に出ます。生年月日と時刻を入れると、その時柱がその場で出ます。
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子供は命式のどこに出ているのか
四柱推命は、生まれた瞬間を四本の柱で表します。年・月・日・時の四本です。この四本には、それぞれ受け持つ人間関係があります。
| 柱 | 受け持つもの |
|---|---|
| 年柱 | 祖先・家系・その人が背負って生まれたもの |
| 月柱 | 親・兄弟・育った環境。社会に出てからの立場 |
| 日柱 | 自分自身と、隣に座る配偶者 |
| 時柱 | 子供・子孫・そして自分の晩年 |
古い命書『淵海子平』の時代から、子供のことは時柱で見ると決まっています。四本のうち最後の柱が、自分の後に続く人を受け持っているわけです。
ここで、いちばん多い勘違いを外しておきます。
「巳年生まれだから子供に縁が薄い」といった話が広まっていますが、生まれ年の十二支はその年に生まれた全員に共通するものです。同じ年に生まれた百万人が、全員同じ子供の縁を持つはずがありません。年の干支が表すのは世代であって、個人ではありません。
子供のことを読むなら、見る場所は時柱です。そして時柱は、生まれた時刻が分からないと出ません。ここが、子供の話だけ「時刻まで教えてください」と言われる理由です。
生まれた時刻が分からない場合も、諦めなくて大丈夫です。時柱以外に、後で説明する子供の星が日柱・月柱・年柱にも出ているので、そこから縁の濃さと時期は読めます。時刻が分かれば精度が一段上がる、という順番です。
男女で違う「子供の星」──日干別の一覧
時柱という「座」を見たら、次は「星」を見ます。子供を表す星があるかどうかです。
ここは四柱推命の中でも、男性と女性で読み方がはっきり分かれる珍しい場所です。
| 子供を表す星 | 理由 | |
|---|---|---|
| 男性 | 官星(正官・偏官) | 自分を律し、自分の外から自分を作り変えてくる星。男性にとっては仕事の星でもあり、同時に子供の星です |
| 女性 | 食神・傷官 | 自分が生み出す星。自分の中から外へ出ていくものを表すので、女性にとっては子供の星になります |
五行で言えば、女性の子供の星は「自分が生む五行」、男性の子供の星は「自分を剋す五行」です。自分の日干が分かれば、その場で決まります。
下の表から、自分の生まれた日の十干を探してください。
| 生まれた日の十干 | 男性の子供の星 | 女性の子供の星 |
|---|---|---|
| 甲(きのえ) | 庚・辛(金) | 丙・丁(火) |
| 乙(きのと) | 庚・辛(金) | 丙・丁(火) |
| 丙(ひのえ) | 壬・癸(水) | 戊・己(土) |
| 丁(ひのと) | 壬・癸(水) | 戊・己(土) |
| 戊(つちのえ) | 甲・乙(木) | 庚・辛(金) |
| 己(つちのと) | 甲・乙(木) | 庚・辛(金) |
| 庚(かのえ) | 丙・丁(火) | 壬・癸(水) |
| 辛(かのと) | 丙・丁(火) | 壬・癸(水) |
| 壬(みずのえ) | 戊・己(土) | 甲・乙(木) |
| 癸(みずのと) | 戊・己(土) | 甲・乙(木) |
たとえば日干が甲の女性なら、命式の中の丙と丁が子供の星です。それが時柱にあれば、座と星がそろった形ということになります。四柱推命でいちばん子供の縁が濃く出る並びです。
子供運の見方・三つの手順
「子供運の見方」を調べると難しい専門用語ばかり出てきますが、順番はたった三つです。自分の命式を前にして、上から順に見ていってください。
手順① 時柱に何が座っているかを見る
時柱の十干が、上の表で出した「自分の子供の星」だったら、それがいちばん分かりやすい形です。晩年の柱に子供が座っている──そのまま読めます。
時柱が子供の星でなくても慌てないでください。手順②へ進みます。
手順② 命式全体に、子供の星がいくつあるかを数える
四本の柱の上段(十干)と下段(十二支)、合わせて八文字の中から、自分の子供の星を数えます。一つでもあれば縁はあります。二つ三つあれば、子供に手をかける時間が長い人です。
ゼロだった場合は、後で出てくる「縁が薄い」と言われる形を読んでください。ゼロは「無い」ではなく「巡ってくる年に結ばれる」という読みになります。
手順③ その星が「根」を持っているかを見る
ここが素人読みと分かれる場所です。十干だけに子供の星があって、地支(下段の十二支)にその五行が一つも無い場合、その星は浮いていると読みます。
逆に、地支に同じ五行が座っていれば、その星は根を張っています。根のある星は、現実になる力が強い。四柱推命で「縁が濃い」と言うとき、実際に見ているのはこの根です。
この三手順は、紙に自分の命式を書き出せば十分読めます。命式そのものは、生年月日と時刻を入れれば下のページで出ます。
子供の数はどこに出るのか
「四柱推命で子供の数が分かる」という話を聞いて、ここへ来た方も多いはずです。順番に説明します。
四柱推命が数として読むのは、命式に書かれている子供の星の個数ではありません。根を持っている子供の星の数です。手順③で見た、あの根です。
| 命式の形 | 数としての読み |
|---|---|
| 子供の星が一つ、根あり | 縁が一本、はっきり通っている形。手をかける相手が絞られます |
| 子供の星が複数、どれも根あり | 子供に関わる時間が長い形。自分の子に限らず、預かる・教える立場にもなります |
| 子供の星が複数、根は無し | 思い描く数と、実際に縁が結ばれる形がずれやすい。数より時期で読むほうが当たります |
| 子供の星が命式に無い | 巡ってくる年に結ばれる形。その年は計算で出せます |
ここで大事なことを一つ。時柱に座っているのは「子供」だけではありません。「晩年の自分」も同じ柱に座っています。
だから時柱が賑やかな人は、晩年に人が集まる人です。それが実子という形で来る人もいれば、弟子や後輩、姪や甥という形で来る人もいます。四柱推命は「誰が来るか」までは書いていませんが、「後に続く人が来るかどうか」は時柱にはっきり出ます。数の話を気にしていた人は、ここを見たほうが当たります。
時支の十二支別・子供の座に出るもの
時柱の下段——時支は、子供と晩年が座る場所そのものです。その支が持っている性質が、そのまま「後に続く人との関わり方」として出ます。生まれた時刻が分かる方は、自分の時支を探してください。
| 時支 | 子供との関わりに出るもの |
|---|---|
| 子(ね・水) | 一人にじっくり手をかける形。数より深さ。子供の内面をよく見る親になります |
| 丑(うし・土) | 時間をかけて育てる形。急がない。晩年になってから子供との関係が濃くなる人が多い座です |
| 寅(とら・木) | 子供が外へ出ていく形。独立が早い。押さえつけないほうが伸びる組み合わせです |
| 卯(う・木) | 柔らかく育つ形。手をかけた分だけよく伸びます。周りの子まで集まってきます |
| 辰(たつ・土) | 器の大きい座。実子以外にも預かる立場になりやすい。晩年に人が集まります |
| 巳(み・火) | 子供に知恵を渡す形。教える・伝える関係になりやすい座です |
| 午(うま・火) | 賑やかな座。動きが多く、手はかかるけれど張り合いのある育ちかたをします |
| 未(ひつじ・土) | 情の通う座。子供との距離が近く、長く続きます。頼られる晩年になります |
| 申(さる・金) | 子供が自分で考えて動く形。手を離すのが早い。任せるほど噛み合います |
| 酉(とり・金) | きちんとした座。しつけが通る一方、言い方が強くなりやすい。言葉を選ぶと楽になります |
| 戌(いぬ・土) | 守る座。家と子供を守る力が強い。晩年に家族の中心になります |
| 亥(い・水) | 受け止める座。子供の弱いところを引き受けます。抱えすぎないことだけが課題です |
そして手順③を思い出してください。この時支の五行が、自分の子供の星と同じ五行だったら、その星は時柱に根を張っているということです。座と星と根が三つそろった形で、子供の縁がいちばん濃く出る並びになります。
「子供との縁が薄い」と言われる四つの形
鑑定でこの言葉を言われて、そのまま抱えている方が本当に多い場所です。何を見てそう言われたのか、四つの形に分けて名前を付けます。自分の命式がどれに当たるかが分かると、話がまったく変わります。
形① 時柱が空亡(天中殺)になっている
日柱から数えて、時柱が空亡にかかる形です。空亡は「そこが空っぽ」という意味ではなく、その柱のことが自分の思い通りの順番では進まないという意味です。
時柱が空亡の人は、子供のことが自分の計画とずれた時期に来ます。早く欲しかった人に遅く来て、そのつもりがなかった時期に来る。ずれるだけで、来ないわけではありません。そして、ずれた先の年は計算で出ます。
形② 日支と時支が冲(ちゅう)になっている
子・午/丑・未/寅・申/卯・酉/辰・戌/巳・亥。この六組が向かい合う関係で、冲と呼びます。自分の座(日支)と子供の座(時支)が冲になっている形です。
この形の人は、子供と物理的に離れる時間が長くなります。遠方に住む、早く家を出る、あるいは自分が仕事で家にいない。冲は距離を作りますが、切れません。むしろ離れているほうが互いに伸びる組み合わせです。
形③ 子供の星が、他の星に剋されている
女性は、印星(偏印・印綬)が多いと食神・傷官が剋されます。男性は、食神・傷官が多いと官星が剋されます。自分の子供の星が、命式の中で押さえ込まれている形です。
この形は「縁が無い」ではなく「自分の中で別のものが先に立っている」と読みます。印星が多い女性は学ぶこと・考えることが先に立つ人。食傷が多い男性は作ること・表に出ることが先に立つ人。その順番が変わる年に、子供の話が動きます。
形④ 命式に子供の星が一つも無い
いちばん不安になる形ですが、実はいちばん読みやすい形です。命式に無い星は、巡ってくる運の側から入ってきます。
四柱推命では、大運(十年ごとの季節)と年運(一年ごとの天気)が、命式に無い星を運んできます。もともと持っていない人のほうが、その星が巡ってきた年の変化がはっきり出ます。持っていないことは、動く年が特定しやすいということです。
この四つのどれであっても、命式が言っているのは「無い」ではなく「いつ・どういう形で」です。縁が薄いという一言で片づけられていたものの中身は、たいていこの四つのどれかです。
性別は読めるのか
「子供の性別が無料で分かるか」を探してここへ来た方へ、先に結論を書きます。
古い命書には、陽の星は男子、陰の星は女子という読みが伝わっています。女性の命式なら食神が陽・傷官が陰、男性の命式なら偏官が陽・正官が陰にあたるので、時柱に座っている星の陰陽で読む形です。
| 時柱にある子供の星 | 古書に伝わる読み |
|---|---|
| 女性・食神(陽) | 男子 |
| 女性・傷官(陰) | 女子 |
| 男性・偏官(陽) | 男子 |
| 男性・正官(陰) | 女子 |
ただし、この読みは命式の中でいちばん当てにいく価値が低い場所です。理由がはっきりしています。性別は、当たっても外れても、その人がこれから何をするかが一つも変わらないからです。
同じ時柱から、もっと使えるものが出ます。その子と自分がどう噛み合うかです。時支が自分の日支と支合なら手のかからない子、冲なら早く独立する子、同じ五行が重なるなら自分によく似た子。こちらは知っておくと、接し方が今日から変わります。
四柱推命を「当たった・外れた」で終わらせずに使うなら、性別より親子の相性の読みかたへ進んだほうが、確実に得をします。
授かる時期を、年で見つける
ここが、子供の話でいちばん実用になる場所です。四柱推命は「いつ」を出す道具だからです。
子供のことが動く年には、次の三つのうちどれかが必ず出ています。
しるし① 子供の星が巡ってくる年
その年の十干が、自分の子供の星と同じ五行になる年です。女性なら自分が生む五行、男性なら自分を剋す五行。命式に子供の星が無い人は、この年の反応がいちばん大きく出ます。
しるし② 時支と合になる年
その年の十二支が、自分の時支と支合または三合になる年です。子供の座が外から支えられる年で、家族の形が増える方向に動きます。時柱が空亡の人は、この年がずれた先の着地点になりやすい場所です。
しるし③ 大運が切り替わる前後
十年ごとの季節が変わる二年ほどの間は、生活そのものの形が変わります。住む場所・働き方・家族。子供の話は、この切り替わりに乗って動くことがとても多いです。自分の切り替わり年齢は、生まれた時刻と節入りから計算して出します。
この三つは、自分の命式と暦があれば自力で出せます。紙と鉛筆でも出ます。ただし、一つだけ自力では合わせにくいものがあります。節入りの時刻です。
四柱推命の一年は元日ではなく立春から始まり、一か月は一日ではなく節入りから始まります。この節入りは毎年ずれ、しかも時刻単位でずれます。ここを早見表で代用すると、大運の切り替わり年齢が一年ずれることがあります。「転機の年」が一年ずれると、動く年を待ち年と読み違えます。
だからこのサイトでは、生まれた時刻から節入りを計算し直しています。まず無料で自分の命式と時柱を出してください。そこまでで、この記事に書いた三手順は全部自分で読めます。
よくある質問
生まれた時刻が分かりません。子供のことは読めませんか?
読めます。時柱は出せませんが、命式全体に子供の星があるか、根を持っているかは日・月・年の三柱から読めます。授かる年を出すしるし①も時刻に関係なく出ます。母子手帳や親の記憶で時刻が分かった時点で、時柱を足して精度を上げてください。
子供の星が命式に一つもありません。不安です。
命式に無い星は、巡ってくる運の側から入ります。もともと持っている人より、その星が巡った年の変化がはっきり出るのが特徴です。あなたの場合は「有るか無いか」ではなく「何年に巡るか」を出すほうが早い、という形です。
子供の数は変えられないのですか?
命式が示しているのは数の上限ではなく、子供に関わる時間の量です。時柱が賑やかな人は、実子という形以外でも後に続く人が集まります。数という一点に絞って読むより、時柱そのものを読んだほうが実際の人生と合います。
空亡(天中殺)の年に子供を望むのは避けるべきですか?
避ける必要はありません。空亡は物事が自分の想定した順番で進まないという意味で、良くないという意味ではありません。むしろ空亡の時期に始まったことが長く続く例は珍しくありません。順番が変わることを先に知っておけば、慌てずに済みます。
夫婦それぞれの命式を見たほうがいいですか?
両方見るのが本筋です。男性は官星、女性は食神・傷官と見る場所が違うので、二人の命式で動く年がずれることがあります。二人分の命式を並べて、両方に同じしるしが出る年を探してください。相性の読みかたと合わせて読むと、その年が絞れます。